
海神の娘です
古事記には、誰もが知っている有名な神がたくさん出てきます。そのなかでも比較的有名な神といえるのが、海幸彦・山幸彦ではないでしょうか。この山幸彦を助けてくれるのが、トヨタマヒメ命です。トヨタマヒメ命は、海神の娘で、とても美しい姿をしていました。のちに、山幸彦の兄である海幸彦に対して、「山幸彦に国を治める資格を与えるように」との願いを聞き入れさせることに成功しています。
海に住んでいたトヨタマヒメ命は、困っていた山幸彦を助けます。そしてその内容は、浦島太郎ととても似ているのです。竜宮城は異次元の世界です。そこから来た子どもが入った家はとても裕福になるといわれ、子どもがいなくなれば、とても貧しくなるとされています。トヨタマヒメ命は、水とともに、富の意味を持っているとされているのです。
山幸彦は、トヨタマヒメ命と結婚し、その後は兄の海幸彦との縁が復活することになりますが、これを仲介したのが、トヨタマヒメ命です。山と海の神の仲介役をしたということで、子孫の繁栄という意味を持つことにつながっています。水の神でありながら、さらに福の神とされているのはこのためです。縁結びや安産、航海安全のほか、水霊信仰からきている、祈雨の神といった性質を持っています。
RESPECT